中原中也とピナコテカ
ピナコテカは京都で2023年に結成された二人組のアコースティックユニット
ボーカル杏音笛(Andii)とピアノ緒方彰は、京都でそれぞれオリジナル楽曲を演奏して活動していますが、ピナコテカでは中原中也の詩を歌詞にすることに決めて、2024年から中原中也の詩に曲をつけて歌い始めました
大正・昭和初期の日本の街並み、世相、そして当時の人々の心を詠った中原中也
中原中也は音楽がとても好きで、ベートーベンをベとちゃん、シューベルトをシュバちゃんと呼び、ギターやピアノなど当時では最新の楽器が彼の詩に登場します、また自身の詩を作曲家のところへ持ち込み歌にしたという記録もあるようです
中原中也の詩には独特のリズムがあって音楽との親和性が高く、様々な現代のミュージシャンが中原中也の詩で曲を作っています
ピナコテカのメンバー二人は、中原中也が生きた”昭和”に生まれ、昭和・平成を駆け抜けて今、”令和”の時代を生きています
感受性の塊(かたまり)だった中原中也が令和の世界を表現したらどんな言葉を綴っていたのでしょうか、もしかしたらシンガソングライターになっていたかもしれませんね
そう思いながら令和の時代を生きるピナコテカが中原中也の詩に曲をつけて歌います
30歳という若さでこの世を去った中原中也ですが、100年後の令和の世界に彼の魂をお招きするつもりで歌っています
メンバー
ボーカルAndiiとピアノ緒方彰の二人は中原中也をどう表現するかという終わりのない試行錯誤を続けています。
二人とも、一見するとなにやら近寄りがたい雰囲気を醸し出していますが、ただシャイなだけでお喋り大好きな普通のおばさんとお爺さんですので、ライブ会場などで見かけたら是非声をかけてみてくださいね、きっと大喜びします
Vocal: 杏音笛(Andii)

結成40年の京都のハードロックバンドALEISTARを率いるボーカリスト、ピナコテカではうってかわって繊細で情緒的な中原中也の詩を、時にパワフルに時に繊細に詠います
アートとネコを愛す
Piano : 緒方彰

Andiiの歌を彩り、支えることを第一に考えてピアノを弾きます、ピナコテカの他京都を中心にピアノ弾き語りのソロ活動を行っています
生豆を自分で焙煎して飲むほどの珈琲好き、自然を愛し、虫や植物にも心があると確信