第一回音詩之道 終了!

ライブレポート

みなさん、こんにちは、ピナコテカのピアノ担当オガタです。

 ~ 詩の響きと音の語り、表現の交差点 ~ という副題がついたイベント音詩之道(おんしのどう)の第一回を2025年4月19日(土)に京都の朗読専用劇場rLaboさんにて開催いたしました。

 音詩之道はピナコテカが企画運営を行っていて「朗読と音楽のコラボレーション」が基本コンセプトで、様々な形で朗読と音楽を混ぜ合わせてしまおうというイベントで、今回が第一回ということでドキドキハラハラな一日でした。

 メインアクトはピナコテカです、今回はピナコテカの演奏の前に語り手さんが歌詞の元となった中原中也の詩を朗読するというパターンでやってみました。

 また、語り手さんには、ピナコテカの詩の語りの他に、語り手さんが自由に表現する別の出演枠をご用意いたしました。

 今回の語り手さんは、「まみ」さんと「唄うたい令華」さんです。お二人ともミュージシャンですが、まみさんは「語り関係のお仕事」のご経験がありrLaboの朗読オープンマイクにも参加されたことがあります、また、令華さんはご自身のライブステージで朗読と音楽のコラボを以前から続けられています。 詩と音楽のコラボ企画としては最高の語り手さんですね。

京都三条商店街の脇に佇むrLabo

 温かな風が吹く春本番の京都、三条商店街はインバウンド観光客で大賑わいです、そして三条商店街から30mほど脇道に入った住宅街のなかにrLaboさんがあります。

 お客様は、普段はライブハウスで音楽を聴いていて朗読劇場は初めて! という方ばかりです、昔ながらの賑やかな三条商店街を抜けていきなり現れるrLaboさんの謎めいた空間に皆さん「とまどい」を隠し切れないご様子でした。

会場の様子

 会場はこじんまりとしたスペースにピアノと演台が設置されています、ソールドアウトの11名のお客様で一杯となりました、いつものライブとは違う雰囲気に演者もお客様も落ち着かない感じでイベントがスタートしました。

まみfeat.あっこさん

 最初のActは、「まみfeat.あっこ」さんです。まみさんが朗読するバックであっこさんの端正で透明なピアノがやさしく響きます、まみさんは金子みすゞさんの詩を朗読されました。最初のうちは会場内がフワフワした雰囲気でしたが、読み進めるうちにお客様の方も聴き方がわかってきた様子でだんだんと良い感じの空気感になっていきました。そして最後にまみさんが歌った「花が咲く」は聴いている人を惹き込む素敵なパフォーマンスでした。

唄うたい令華さん

 次のActは、「唄うたい令華」さんです。 オリジナルの詩をオリジナルの曲にのせてアカペラで歌ったり、朗読したり、まさに朗読と音楽のコラボレーションでした。 手で持つタイプの鳴り物とアカペラ、そして身体全体と表情を駆使した表現にお客様もくぎ付けでしたね。

 イベントスタート時に微妙な雰囲気だった会場の空気を「まみfeat.あっこ」さんと「唄うたい令華」さんで徐々に熱量のある空気に変えていただき感謝感謝です。

 最後のActは、ピナコテカです、ピナコテカは中原中也の詩に曲をつけて歌として表現しています。今回は、歌う前に、語り手さんに詩を朗読して頂いてから演奏するというスタイルでやってみました。

ピナコテカ

演奏した曲は、

 1. サーカス 語り手 まみさん
 2. 春宵感懐 語り手 令華さん
 3. 恋の後悔 語り手 まみさん
 4. 月夜の浜辺 語り手 令華さん
 5. 除夜の鐘 語り手 まみさん
 6. 詩人の嘆き 語り手 令華さん

まみさん朗読+ピナコテカ

まず、語り手さんが詩を朗読します、朗読が終わったらそのまま演奏開始というスタイルです。

唄うたい令華さんの朗読+ピナコテカ

 演奏する前に演奏する曲の元の詩の朗読を聞くのはもちろん初めての体験でした、やはり慣れていないので演者としてあまり集中して朗読を聞くことが出来ませんでした(反省)。 それでも、きちんと集中して聞くことが出来れば、語り手さんの朗読に感化されて演奏もどんどん変わっていく、そういう朗読とのコラボならではのパフォーマンスが今後期待できるのではないかと実感しました。

 全体を通して、ピナコテカ、語り手さん、そしてお客様、それぞれが「慣れていない場所、慣れていない内容、慣れていない雰囲気」の中で試行錯誤した一日でした。幸いにも、rLaboさんから出禁にはならず次回以降も貸して頂けることになりましたし、企画・運営面での具体的な改善点もたくさん明らかになりましたので、次回第二回開催に向けて前向きに準備していきたいと思います。

演者全員で記念写真

 お忙しい中ご来場いただきましたお客様、語り手としてご出演頂きました まみさん、あっこさん、令華さん、会場を快く貸して頂きましたrLabo様、皆様本当にありがとうございました!!

音詩之道シリーズ化に向けて、語り手さんを募集中です。今回のように別枠でパフォーマンスしていただいても結構ですし、ピナコテカの詩を朗読するのみでも構いません。 朗読の経験有無は問いません。 語り手さんと一緒に詩と音楽の融合イベントを作っていけたらと思っています。

撤収までお手伝いして頂きましたお客様と(ありがとうございました!!!)

 もし少しでもご興味を持っていただけた方がいらっしゃいましたら、本Websiteの「Contact」フォームにてご一報をお願いいたします。皆様からのご連絡をお待ちしております!!

当日お客様に配布した小冊子(A5x16ページ) サークル活動のようで新鮮!!

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