こんにちは、ピナコテカ鍵盤の緒方です。
先日、3月7日金曜日にペッシュネロカフェさんの「水金のカンパネラ」というイベントに出演しました。
ペッシュネロカフェさんは、阪急十三(じゅうそう)駅前の飲み屋が並ぶ路地から少しだけ外れた場所にあるカフェです。一階が洋風居酒屋になっていて、居酒屋のメニューも注文できて、その居酒屋のフードがとても美味しくて、酒ヨシ! 食事ヨシ! でこれで音楽が良ければ全てヨシな場所なのです。
この「水金のカンパネラ」は演者も出演料を一人当たり1000円ずつ出して演奏するという最近ではよくある建付けになっていて、ノルマが無いというのと、他の演者さんもお客様という感覚で演奏できるので、曲に慣れる為の貴重な場所であります。
もちろん、お客様もいらっしゃいますし、曲に慣れる為とか言っても適当に流すようなことは一切無く、私もアンディも毎回真剣勝負をしています。
ピナコテカでは一度作って定着した曲も、より良く進化させるために間断なく修正を加えているので、こういう場でやってみて、お客様(とは言っても他の演者さんたち)の反応を見ながらまた修正するという曲の進化のプロセスにおいてこのライブは結構重要な役割を果たしているのです。
前回のPastimeさんも同様の位置づけのイベントだったので、2週続けていろいろと試すことができました。
さて、この「水金のカンパネラ」はペッシュネロカフェさんにて、マムさんというイベンターの方が主催しているブッキングライブです、タイトルの通り、水曜日と金曜日の夜に開催しています。
この日は、ピナコテカ含めて5組の出演でした。
出演者は出演順に
- ann-LaPさん
- カッキーマムさん
- すけっちぶっくさん
- ピナコテカ
- メリーゴーランドさん
出演者はみなさん大ベテランの方ばかりで、カッキーさんは76歳とのこと!!! 私は66歳なので10年後にあんなに若々しくいられる自信はまったくありません、穏やかでとても素敵な方でした、Pastimeのオーナー中村さんと共に目標にしたい人生の大先輩です。
みなさん大ベテランだけあって、聴く人を退屈させないパフォーマンスでとても楽しかったです。
4番目に出演したピナコテカですが、緒方は3杯目のワインを飲みながらの演奏となりました。ペッシュネロさんのグラスワインは700円とお安くはないですがとても美味しいのでついつい飲み過ぎてしまいます。
そしてペッシュネロさんのピアノは電子ピアノでピアノにスピーカがついているタイプのものですが、このスピーカ(アンプ)が凄くて本体の音だけでカフェ全体にピアノが響き渡るのです、タッチも素直で生ピアノと同じ感覚で弾いてもだいたい意図した音で鳴ってくれるのでとてもやりやすいピアノだと思います。
呑んでいい気持ちになって、ごきげんなピアノを弾くという気分的には最高のシチュエーションでしたので全体的にノビノビとそしてボーカルに寄り添って演奏することが出来ました。
そして、そんなピナコテカを聴きにきてくれましたお客様(2名様)、本当にありがとうございました!!

セットリストは、
- 浮浪
この曲は不動のスタートアップ曲となりましたね。この曲はもう変えようがないってほど細かいところまで定まってきています。
2.恋の後悔
この曲は、テンポ感と間奏のダイナミクスと奏法が毎回コロコロ変わってきたので、そろそろ固定化する時期です。今回はゆっくり目のテンポで、一小節の中で細かいダイナミクスをつけることを意識してやりました。これが結構良かったので当分これでいこうと思います。
- サーカス
この曲はカバーです。ずっと同じコード進行を繰り返しているようで実際は少しずつ違うという一番憶えにくい構造をしているのでいまだにコード譜が手放せません。今回もコード譜無しではできませんでした、どうしたら良いかはわかっています、「自分で歌えるようになれば良い」だけです、ハイ。でもなかなか覚えられません。。。やはり自分たちでメロディを作りたいと思う今日この頃です。
4.骨
骨は構成を少し変えて、細かい修正をしました。 前回のPastimeさんと今回の2回のライブでフィックスできたら良いなと思っていましたが、お客様の反応が良かったのでこれで一段落という感じです。
5.酒場にて
この曲もラスト曲として定番になりました。ピナコテカ内で、表現方法についてだいぶ議論をしたのち、ようやく今の曲調に落ち着いてきました。本当にこの表現で良いのだろうかと疑心暗鬼でやっていた頃に比べて格段に歯切れの良い演奏ができるようになりました。
それぞれ、どんな風な演奏だったのかについては、youtubeにライブダイジェストを上げています、5分程度の短い動画ですので是非ご覧ください。
ピナコテカは、中原中也シリーズでは、現在オリジナル9曲、カバー2曲があります。オリジナルでこの日やらなかった曲は、
・月夜の浜辺
ライブで高い評価を頂くことが多いバラードです、最後のサビの部分を試行錯誤中です。
・除夜の鐘
この曲も評価して頂いている曲で、ほぼ完成したかな。。。と思いつつ、演奏が平板にならないようにピアニシモを表情豊かに表現する難しさを味わっているところです。
・詩人の嘆き
ほぼ完成、ただ、隠れた改善点はたくさんありそう。今はそれが見つかっていない感じ。
・春宵感懐
いまだに固まらず、演奏も難しいので一度もライブでやっていない曲、固まってくればとても面白い曲なのでライブの常連になりそうな予感はします。なんとか5月にはライブデビューさせたい。
・ゴムマリの歌
もともとの詩自体が実験的な風味がありますが、曲も少し実験的です、難波屋のようなワチャワチャした場所向きの曲です、演奏はその場に合わせてどうにでもなる曲なので変幻自在でこれからも演奏していくことになるでしょう。
ピナコテカは、次は3月20日の難波屋です、これはガチの本気のガチンコ勝負の日。
HIRO_C_ROCK_FESTIVALに呼ばれているのです、西成のロックフェスティバルにピナコテカ!???
ですよね~、全てを解放してもうぶちかますしかないです。迷っていては勝負に負けます。
詳細はこちらです。
とても楽しみです!!!
では~
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